心理カウンセラーの心理学小話と日常の備忘録

言花屋ブログ 心理カウンセリング小話

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

押してダメなら引いてみろ。治療的パラドックス

先週末にうちの相方にちょろっと話したのですが、
駄目なら、そのやり方が間違ってるんだよーとかなんとかいう会話の流れで、
ブリーフセラピーの中のMRIモデルの話をしたのでちょろっと紹介。
話をしたときは、すげー適当なネーミングしたけど、確認したら、ちゃんと名前ついてたw

例を挙げると、「朝、子どもが起きなくて困ってる」というお悩みがあったとします
自分で起きてこないから毎朝起してるんだけど、自分で起きれるようになってほしい…と。

結論を先に話してしまうと、この親御さんの行動を変えます。
今まで起こしていたのを、あえて起こすのを止めるという方向転換。
そして、今まで「起こしていた側」から「起こされる側」になる…つまり
「逆にこっちが起こされるまで起きない」という方向転換を挙げることができます。

正直後者の方は実際にやったら生活に支障が出てくるかもしれませんが…
解説は、以下のような感じです。

MRIモデルでは「問題とは、クライエントまたはクライエントと関わる人々の、現在進行中の行動によって維持される場合に限り、存続する」という風に考えて、問題を維持する悪循環に注目します。
そして、その問題を維持する「不適切な解決努力または行動」(アテンプテッド・ソリューションと言います)と正反対の行動をとることによって、その悪循環を断ち切ろう、という方法です。
また、その悪循環を断ち切るために、悪循環を支えている【信念】というものにも注目していきます。

先の例で言うなら、親御さんの中には「子どもを起こさなければいけない」とか「起こしてあげないと子どもは起きられない」といった【信念】があるのではないか?ならばその【信念】を「ほっといても一人で起きる」と変えて、行動を変えなければいけないのではないか?という風に反対の方向に考えを進めていきます。
そうして反対の方向に進んでいった結果、出てきた反対の行動が、「起こさない」や「起こされるまで起きない」となってくるんです。

少々屁理屈的と感じるかもしれませんが(私は屁理屈だなって思ったw)意外と反対の行動って、やってみることが難しいんですよぅ。
なぜなら、先の例でいくと「そんなことしたら子どもが起きなくて学校に遅れちゃうじゃない!!」
って反論が出るのが、容易に想像できますので。
実はその「そんなことしたら云々?」ってところが【信念】を表してる重要な言葉で、
そう思ってるから「私が起こさないと子どもは起きられない」に繋がっていくんですよね。
そこを理解して、【信念】を変えるのが、まず大変です。
今までやってきたことを大きく変えなくてはいけないですし、【できない理由】を挙げる方が楽ですからねぇ。

しかし、ことわざにも「押してダメなら引いてみろ」とあるように
そのやり方で効果がないと分かったら、真逆の行動をとってみるというのは
悪循環から抜け出す方法として多分大きな効果があるものなんだろうなと
あたしは思います。

最近は個人的にも
今の環境のままでいいのかなーとか
この職場の状況が、今まであたしが働いてきた環境とやっぱり似てるんだよね…とか
そんなことを感じたりしてるので、
思い切って【信念】を変えて、行動を変えてみることは必要かもしれない
って、そんな風に思っています。

*************************************

おまけ
→ 落書き(アート)であなたの知らないあなたを見つけてみませんか?
→ 人間関係を改善・構築できる脅威の人間関係法

関連記事
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://jukey.blog63.fc2.com/tb.php/508-78c21204

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。