心理カウンセラーの心理学小話と日常の備忘録

言花屋ブログ 心理カウンセリング小話

アンカリングについて。

以前いただいた音声送信の記事の中にアンカリング

という言葉をちらっと見かけたので、触れてみようと思います。

とりあえず、アンカリングというものの概要はwikiで

wikiに書いてあるものが結構小難しいのでわかりにくいんですがぁ…

アンカリングというのは別に犯罪用語とかではなく、

心理学的な用語として用いられます。

アンカー…これは船の錨という意味で、

留め金とか固定させるものっていう意味もあります。

つまりアンカリングとは、錨をおろして船を留めるところから転じて、

ある条件が起こるとそれに対する決まった反応を示す。

とされています。


(…なんで、今更こんな事を書いてるのかっていうと

まぁ私が心理方面はいちお訓練も受けてるので…ね。

そんな犯罪に使われるのとか、アンカリングに対してマイナスイメージばかり

もたれるの怖いな、と思ったからなんですけど。)


心理学を勉強すると必ずと言っていいほど出てくるパブロフの犬

アンカリングを調べているとよく見かける実験例だと思います。

参考までにさらっといきますと、

(若干正確ではありません。意訳と思ってください。知ってる方は飛ばしてください)

パブロフという人は犬に餌をあげる時、

犬がパブロフさんの持ってきた餌を見て、

よだれをだらだらと垂らしながら待ちわびていました。

それを見たパブロフさんは、

「私がこれを持ってるから餌をもらえるとわかって喜んでいるらしい。

じゃあ、これを持ってなくても餌をもらえる時間だとわかったら、

こいつはどうするだろう…?」

と思い立ち、餌の時間になるとベルを鳴らして、

それから餌を与えるという試みをしました。

それをしばらく繰り返したのち、

パブロフさんちの犬は、ベルを鳴らしただけで餌だと気づき、

ベルが鳴るとよだれを垂れ流して待っているようになりました。



とこういう実験です。


つまり「条件Aを起こすと、反応Bが起こる」

という公式っぽいものにすることができます。

たとえば「掌に”人”と書いてのみ込むと、緊張がほぐれる」みたいな。

臨床心理の場面では、カウンセリングの中でこういう誘導を起こし、

本当に掌に”人”って書いてのみ込むと緊張がほぐれる…様に思いこませる

(思い込ませると言ってしまいました…失言ですがまぁ、間違いではない)

という療法を行ったりします。

なので、これを応用すると、

「携帯電話を何やら操作してる人を見ると、自分に何か送信されてしまう」

とか

「車の急ブレーキ音はあなたを殺そうとしているサイン」

とか

そんな風に条件づけてしまうこともできてしまうので、

悪用する人も多いのかもしれませんねぇ…


ちなみに、臨床に携わる方の実践例として、

ある行動を取ると緊張がほぐれるという条件づけをしたそうなんですが、

そのある行動って言うのが、相談者さんの癖である「鼻を掻くこと」だったそうで、

その相談者さんは大勢の人の前で話すときにそれを実践したところ

確かに緊張はほぐれたけど、見た目によろしくないので他の行動にできませんか?

と言われたそうです。

その後、その相談者さんがどうなったのかは知りませんが…ww
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