心理カウンセラーの心理学小話と日常の備忘録

言花屋ブログ 心理カウンセリング小話

【教育再生会議第1次報告の要旨】

産経新聞のwebサイトより。
http://www.sankei.co.jp/kyouiku/gakko/070125/gkk070125003.htm


【教育再生会議第1次報告の要旨】
 【第一次報告に当たっての基本的な考え方】

 子供たち一人ひとりが充実した学校生活を送り、自ら夢と希望を持ち、未来に向かって多様な可能性を開花させ、充実した人生を送るために必要な力を身につけてほしい。

 学校教育とともに家庭教育や大人社会全体の取り組みを通じて、わが国が永年培ってきた倫理観や規範意識を子供たちが確実に身につけ、しっかりとした学力と人格を磨き、幅広い人間性と創造性、健やかな心身で21世紀の世界に大きく羽ばたいてほしい。

 グローバルな知識基盤社会が到来した。イノベーションを生み出す高度な専門人材や国際的に活躍できるリーダーの養成が急務だ。近未来のわが国と国際社会の情勢を見据え、世界最高水準の教育を達成しなければならない。

 教育再生会議は「教育界」の「悪平等」「形式主義」「閉鎖性・隠蔽(いんぺい)主義」「説明責任のなさ」などについて真剣に議論した。すべての子供に基礎学力と規範意識を身に付ける機会の保障▽多様性を確保し、個に応じ、それぞれの能力を最大限伸ばす教育▽学校や教員が切磋琢磨(せっさたくま)しながら創意工夫する環境?などを目指し、抜本的な改革・改善を実現することが必要と考える。

 家族、地域社会、企業、団体、官庁、メディアなどあらゆる層の人々が、「教育の当事者」との自覚を忘れたことなどが現在の教育荒廃を招いた大きな原因の一つだ。今こそ「社会総がかり」で教育を再生しなければならない。 



>わが国が永年培ってきた倫理観や規範意識
どういうこと?鎖国?大和魂とかいうのではあるまいな。





 【教育再生のための当面の取り組み】

 ◇7つの提言 

 (1)「ゆとり教育」を見直し、学力を向上

 授業時数の10%増加▽薄すぎる教科書の改善(学習指導要領の改定)▽夏休みや放課後を活用した、教員経験者、学生ボランティアらによる補習の実施▽習熟度別指導の拡充▽地域の実情に留意した学校選択制の導入


>薄すぎる教科書の改善
教科書が厚ければいいってものではないけれど…それより、教科書にのせる内容の検討をするのも良いのではないかと思う。
ただつらつらと表面上『覚えること』を書くのではなく、納得して『身に付くもの』を載せることがまず第一ではないだろうか…



 (2)学校を再生し、安心して学べる規律ある教室にする

 深夜・休日を含めた24時間対応の電話相談などいじめ相談体制の抜本的拡充▽荒れている学校をなくすための予算・人事・教員定数での支援▽出席停止制度の活用▽暴力など反社会的行動を繰り返す子供に対する毅然(きぜん)とした指導ができるよう、昭和20年代の「体罰の範囲等について」など関連する通知を平成18年度中に見直す


>出席停止制度の活用▽暴力など反社会的行動を繰り返す子供に対する毅然(きぜん)とした指導ができるよう、昭和20年代の「体罰の範囲等について」など関連する通知を平成18年度中に見直す
やっぱりこれが一番ひっかかるな。問題行動(と呼ぶのも好きじゃないけど…あたしはSOSを発する行動と言いたい)その子供の中で何が起こっているのかを解決できなければ根本的な解決にはいたることができないと思うのですよ。なにか行動を起こす子供はきっと大人に気づいてもらいたい何かがあるはず…。



 (3)すべての子供に規範を教え、社会人としての基本を徹底する

 集団活動、集団生活体験、スポーツなどの積極的活用▽学校での「道徳」の授業時間の確保▽高校での奉仕活動の必修化▽大学の秋季入学の普及促進


今まで規範を教えていなかったのかと言いたい笑
つーか大学だけ9月入学にしてしまうのだろうか。



 (4)あらゆる手だてを総動員し、魅力的で尊敬できる先生を育てる

 社会人経験者や教員養成系学部卒業者以外の大学卒業者の積極的な教員採用▽外国語指導助手経験者ら英語を母国語とする外国人の積極登用▽特別免許制度の積極活用▽公立学校の優れた教員に対する給与・昇進・手当などでの優遇▽悩みを抱える教員のための相談窓口の充実▽保護者、児童・生徒らの意見を反映した教員評価▽指導力不足教員の認定基準の明確化▽教員免許更新制の導入▽改善が図られない指導力不足教員に対する分限制度の有効活用

 (5)保護者や地域の信頼に真に応える学校にする

 第三者機関の「教育水準保障機関」(仮称)による厳格な外部評価・監査システムの導入▽副校長、主幹などの管理職の新設▽民間人校長の数値目標の設定などを通じた外部人材の積極登用▽民間人教頭の登用推進

 (6)教育委員会のあり方を抜本的に問い直す

 教委での議論や学校での問題の情報公開の徹底▽教育委員長の持ち回り互選をやめ、相応しい人材を専任▽国の研修への新任教育委員の参加義務付け▽外部専門家による危機管理チームの学校への派遣による問題解決や支援を行う▽いじめ実態調査の定期的な実施▽いじめを放置、助長、加担した教員に対する減給などの措置と公表▽地方教育行政体制の再検証▽義務教育に関して、極力、市町村教委、学校に権限を委譲▽極力、市町村教委への人事権を委譲する▽第三者機関による教委の外部評価制度導入 

 (7)「社会総がかり」で子供の教育にあたる

 「家庭の日」を活用した多世代交流▽子育て支援窓口の整備▽地域リーダー・教育コーディネーターの活用▽企業の学校への課外授業講師の派遣、子供の就業体験などの積極受け入れ推進▽企業の休暇制度の改善・充実▽有害情報に対する企業の自主規制の強化


これはあたし個人的にいいなっと思った。(4にあった教員の相談窓口とか、コーディネーターの活用とか。
最近は学校に常駐のカウンセラーとか増えてきているけど、それでもまだまだ足りていないと思う。
もっともっと、学校教員意外の人材も活用するべきだとあたしは思うのね。
人はみんな人に育てられ、人を育てていくのだから、教育現場を知らない云々ではなくて、すべての人が教育にかかわるはずの人という見方をしてもらえたらいいな、と思う。
教員は、教育のスペシャリストかと思いきや、そうでもないところはたくさんある。ありすぎる。
一人の人間ができる教育なんて幅のたかがしれている。
もっと、違う観点から教育を行っている人なんて、この世にはいくらでもいるんだから、それを広く利用できるシステムになっていくことを望む。



 4つの緊急対応(1は、18年度中に実施。2?4は速やかに国会に提出)

 (1)暴力など反社会的行動をとる子供に対する毅然たる指導のための法令などでできることの断行と、通知などの見直し


…だから、これはどうも言い方が悪いと思うんだよ。どーしても納得できないなぁ…
もちろん。あたしだって竹刀で、グーで、閻魔帳でたたかれたことなんていくらでもあるし、それで先生を訴えようと思ったことはないし、今の先生はすごく子供と保護者に対して気を使わなくてはいけない状態で、フラストレーションが溜まっているのはわかるんだけど、なんだろ。「あたしの言うことがきけない子はいらない」的な解釈ができてしまう文面なのがどうしてもねぇ。。。



 (2)教育職員免許法の改正

 (3)地方教育行政の組織、運営に関する法律の改正

 (4)学校教育法の改正(学習指導要の改定、学校の責任体制の確立)

 【教育再生に向けての今後の検討課題】

 以下の項目について、さらに検討を進め、5月に2次報告をまとめ、「骨太の方針2007」に反映させる。

 ▼教育内容の改革

 学習指導要領の基本的な在り方▽科学技術・理科離れの防止。理数系教育の在り方の見直し。▽小学校の英語教育、学校の外国語教育のあり方▽履修漏れの再発防止を踏まえた、高校の教育内容の見直し▽学校休日の見直し、学校週5日制の見直し?など

 ▼教員の質の向上

 大学の教員養成の充実と事後評価システムの導入▽国家試験化を含めた教員免許制度のあり方▽子供たちへの教育に情熱を注ぐ優れた教員の処遇、顕彰のあり方▽外国語教育強化に向けた外国人教員の採用?など

 ▼教育システムの改革

 (1)教育界の責任体制の確立

 学校現場と市町村教委に対する分権化を最大限進め、国、地方公共団体、学校の責任を明確化するため、以下の点を検討▽学校現場や地方の裁量を大幅拡大するための分権の推進と、国の役割・責任の明確化、国の責任を担保するための制度など、公教育への国や地方の責任・関与のあり方▽学校・教委に対する第三者機関による外部評価・監査システム▽教員人事に関する校長・市町村教委の権限の拡大など教員人事制度▽教委の事務権限などの首長への委譲の推進など教委の存在の見直し?など

 (2)幼児教育から大学教育まで一貫した教育システムのあり方

 学習の成果を客観的に評価し、卒業を厳格に行う仕組▽子供の多様な才能を最大限伸ばす教育システムのあり方▽「とび級」「留年」の在り方▽発達段階に応じた奉仕活動、自然体験を教育にいかす指導

 (3)多様な教育のあり方

 障害児、不登校、被虐待児、外国籍の子供に義務教育を保証する仕組み▽学校以外での多様な学習、文化、スポーツなどの活動機会の充実▽学校以外の教育施設で義務教育の履行を認める教育選択のあり方

 (4)高等教育、特に大学院

 高等教育の国際競争力強化のための「プロジェクトX」(6・3・3・4・XのXにあたる大学院教育の改革プロジェクト)▽「9月入学」の検討を含めた大学入学制度、入試のあり方▽中途退学者や社会人入学者に相応しいカリキュラムの確立?など

 (5)教育環境の整備

 世界最高水準の教育実現に必要な教員数の確保、教員サポート体制の整備、教育施設の整備▽学校選択の結果を踏まえた、児童・生徒数や教育メニュー、経済的負担の軽減などに応じた予算配分(いわゆるバウチャー制度)▽困難な課題を抱えた学校に対する特別な支援 

 ▼「社会総がかり」での全国民的な参画

 家庭、地域、企業、メディアなどの取り組みの充実のため、以下の点を検討。

 「仕事と生活の調和(ワークライフバランス)」や実効ある有害情報対策に向けた企業、メディア、家庭の方策▽学校外での社会教育、青少年活動、文化スポーツ活動の振興と関係機関の連携強化▽学校や学校運営協議会などに対する寄付税制のあり方?など。

 ▼改革の具体的実践の重視

 「いじめ問題への緊急提言」を含め、改革内容について、具体的な行動計画を策定し、迅速な実行とフォローアップを行うための仕組みを検討。

(2007/01/25 08:44)



あと思うのは、世界最高水準でなければいけないのか。今日本はどのくらいの水準なのか。外国語教育のあり方の具体的な内容はどうなのか。何で6年間も英語教育がされているのに日本人は英語がしゃべれないかと外人にバカにされるような教育内容のままならば、いじらないほうが教員と、これから教員になろうとする学生のためではないか。
とかね色々、思うところのある内容でした。

これからまた5月の2次報告、年末の3次報告で、再生会議VS中教審。いうならば首相VS文部大臣。見所かな。
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[ 2007/01/27 01:40 ] 日記。 | TB(0) | CM(0)
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