心理カウンセラーの心理学小話と日常の備忘録

言花屋ブログ 心理カウンセリング小話

教育再生会議。ちょっとまった。

今朝のニュースで教育再生会議に1次報告についての話があったのですが、首相は、『暴力等問題行動を起こす児童生徒を教室から追い出す権限を教師に持たせる』みたいなことを言っており、それを報告に載せるよう教育再生会議に案を提出する。というようなことを言っておりましたが。

ちょっと待て。


それって、違憲ではないのか?
教育基本法にも、『児童生徒に授業を受けさせない』ことは体罰。
と書かれていて、やってはいけないことになっているはずなんですが。
教育再生会議は首相の諮問機関だけど、首相は、日本人の基本的人権を忘れているのではないか…とか、ちょっと耳を疑いました。
子供が持っている権利は『教育を受ける権利』であり、義務教育というのは『親が自分の子女に教育を受けさせる義務』であるので、大人の立場である教師が子供から教育を受ける権利を奪うというのは言語道断。

しかも、その問題行動を起こす児童生徒の具体的なボーダーをどこに設けるつもりなのだろうか。
現段階で、小・中学校で児童生徒に授業を受けさせないというのは体罰にあたるのでもちろんやってはいけないのだけど、実際の現場で、教師がどのような対応を取っているのか、そこをもう少し見直してほしい。
教師一人に対して生徒30人余り。
教師は自分ひとりでは手に負えなくなった生徒を教室の外に放り出すということは、ぶっちゃけすでに起こっている。
それを、カバーするための対策を打ち出しこそすれ、追い出すことをおおっぴらに認めることなんてあり得ない。
教育再生会議はこの案を渋っているらしいが、当たり前だ。


つーか、あたしが小学校で見てきたあの光景…。
あれがおおっぴらに認められることとなる。
先生は、邪魔な生徒は外に追い出していいということになる。
そんなわけないだろ。
現場の教師が求めてるのはそんなことではないと思うんですよね。
たとえ他人の子でも、自分の生徒はわが子同様にかわいいと思うもののはず。
そんな子供たちの起こす問題行動を、何とか解決したいって思ってて壊れてしまうのが今の先生たち。
最終的に投げ出してしまうのは、自分ひとりでは荷が重過ぎるから。
3年以内にやめてしまう人も少ないのは、そういう、色々な重荷が先生のキャパを超えてかかってくるから。
。。。だと思う。

何より、教室から追い出された子供はどうしたらいいのか。
子供は常に大人に何らかのメッセージを送っているのに、それをスルーする挙句、存在を消す行動に出られた日には、子供は完璧にぐれます。
根本的な問題の解決には何もならない。
教育再生はそんなところに焦点を当てるのか。

そして、首相の考え方は、古い。
若いことで期待された首相の脳はどうやら大正時代くらいにカタいようで、少しがっかりだ。
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[ 2007/01/18 10:48 ] 日記。 | TB(0) | CM(0)
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